■活動内容
武蔵野の森を育てる会が行っている活動の一部をご紹介します。
定例活動
草取り
武蔵野に昔からある在来種を保全し、外来種を除去することで以前からあった武蔵野の森を姿を保全しています。
笹刈り
アズマネザサが繁茂している場所は、冬に笹刈りを行います。この作業によって、春〜秋には雑木林の山野草が花を咲かせてくれます。
ゴミの清掃・柵の補修・枝のせん定など
その他、ゴミの清掃や柵の補修、林床を保護するための通路設置、枯れ枝の収集や枝のせん定など、様々な保全活動を行っています。
緑地全体の植物の把握〜植物の実態を科学的に調べる〜
植物相調査というやり方で,緑地全体にどのような植物が生育しているのかについて記録しています。これにより,境山野緑地の価値や特徴を科学的に理解するとともに,植物に配慮した適切な保全・管理に活用しています。
地元の学校やイベントとの連携
竹が各方面で大活躍
境山野緑地の竹林の竹が、地域の各施設で活用されています。武蔵野市チャレンジルームでは子どもたちの工作、市立第二小学校と武蔵野農業ふれあい公園「にいだんご祭」では七夕飾り。ささやかな竹林ですが、地域の輪を広げるのに一役買ってくれています。写真は、第二小学校の七夕飾り。
近隣小学校との連携事業
武蔵野市立第二小学校との連携で、総合的な学習の時間にドングリ蒔き体験、ネイチャーゲームを行いました。ネイチャーゲームは、「むさしのネイチャーケゲームの会」に協力していただきました。
地元大学の授業の受け入れ
日本獣医生命科学大学の授業が独歩の森で行われました。緑地を一通り案内し、最後は笹刈り体験をしてもらいました。短い時間でしたが、さすがは若者のパワー! 広い範囲の笹を刈ってくれました。おかげで、来春にはスミレをはじめ雑木林の野草が元気に開花してくれるものと思います。
韓国調査団の来園
韓国の民間非営利組織「希望製作所」から、調査団(3名)が来園。市民による環境保護活動の事例調査の一環として、武蔵野の森を育てる会の活動を見学・体験しました。
自然教室・研修会
植物識別研修
川崎市から講師をお招きし、境山野緑地の植物について、在来種や外来種の見分け方を解説していただき、その方法等についても教えていただきました。
雑木林見学会
他の地域における雑木林の見学や管理団体への聞き取り、専門家による現地解説などを通して、雑木林の管理方法についての学習を積み重ねています。
昆虫勉強会
講師をお招きして「昆虫の勉強会」を行いました。当日は雨天でしたが、それでも雨宿りしている虫の観察をはじめ、興味深い観察会とすることができました。境山野緑地での観察のあとは、近隣の農業ふれあい公園の学習室で、標本を見せていただいたり、人と自然の関わりについて意見交換を行いました。
野鳥の勉強会
講師をお招きして「野鳥の勉強会」を行いました。雑木林における野鳥の生態や、野鳥の生活を助けるための雑木林のあり方などについて楽しく学ぶことができました。前半は室内でスライドを中心に野鳥のお話、後半は境山野緑地のなかで野鳥の観察会を行いました。
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